千葉県警様の交通情報板仕様では支柱・アーム部分は重防食塗装を施すことになっていることから、長寿命が期待されます。
しかし、ボルト・ナット・座金は溶融亜鉛めっき厚が薄いことから、錆が発生しやすい状況でしたので、薄膜の高耐食性表面処理が求められていました。今回、当社では高耐食性表面処理の中でも塩害環境の厳しい洋上風力発電でも採用され、塩水噴霧試験においては9,000時間をクリアしているコーティグ(Super FAコート)を採用しましたので、交通情報板全体の更なる長寿命化が期待できます。
一方、この交通情報板は重防食塗装をしたことから、垂直梯子や歩廊部が滑りやすくなってしまいます。このため、本塗装で採用している飽和ポリエステル樹脂の粉体塗装段階でセラミックを吹き付ける方法で滑り止め加工を行いましたので、安全対策にも寄与します。この滑り止め加工はマンホール鉄蓋の滑り止めに使われている技術ですので、耐久性も期待できます。