弊社では毎月末に安全講習会を行っています。
この安全講習会は社員間で安全についての最新情報を吸収する場になっています。
加えて、施工中に「ヒヤリ」「ハッ」とした、事故に繋がるかもしれない危険シグナルをお互いに共有し合っています。
これは「ハインリッヒの法則」に基づいています。
「ハインリッヒの法則」とは、アメリカの損害保険会社に勤めていたハインリッヒ氏が、5000件以上の事故の調査を経て提唱した労働災害における経験則です。
別名「1:29:300の法則」とも呼ばれます。
ハインリッヒの法則は「事故・災害防止のためのバイブル」として世界中に広まっていて、日本国内においても官公庁や企業、医療機関などさまざまな分野で活用されているんですね。
その内容は、
「1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故(アクシデント)があり、さらにその背後には300件の異常(インシデント)が存在する」
というもので、この300件の異常こそがヒヤリハットなのです。
(先ほど述べた、弊社で共有している「ヒヤリ」「ハッ」とした危険シグナルのことです)
つまり、「ハインリッヒの法則」は、ヒヤリハットは単なる「軽微な異常」ではなく、その数が多くなれば重大事故につながるリスクが高くなることを示唆しています。
このことから、弊社では「ヒヤリハット」を「事故にならなくて一安心」で終わらせず、月末安全講習会でその経験の情報共有をすることで、ヒヤリハットの再発防止に努めています。
その取り組みが軽微な事故、ひいては重大事故を未然に防ぐのだと、私たちは信じています。
更新日 : 2024.9.2. 9:00