信号機工事というと、交差点に行って、高所作業車に登って…ということを連想される方が多いと思います。
もちろん、間違ってはいません。
ただ、
意外に知られていないのですが、現場作業の前に行う事前準備がとっても大切なのです。
事前準備の1つに、灯器※の組み立てがあります。 (※灯器というのは、一般的に信号機と呼ばれている、あの装置です)
じつは、灯器を関係業者に発注すると、ケーブルも何もついていない状態で送られてきます。
その灯器にケーブルをつけたり(この作業を「結線」と言います)、鉄製のパイプにくくりつけたりするんです。
この地道な作業を万全に行っているからこそ、現場ではスムーズに工事が行えるんですね。
一般の方が信号機工事の現場に出くわす機会というのは一生にほとんどないかもしれませんが、もし、そんなレアな経験をするときがきたら、
「あ、この灯器もどこかで誰かが組み立てられてから、ここに運ばれているんだなぁ…」
そんなふうに思い出してみてください。
今日も皆様、ご安全に!
更新日 : 2024.7.29. 9:00